冬の味覚として特に人気がある越前ガニは、冷水性の生物なので冷たい水でしか生きられず、日本海の水深200mより深い海でしか住めません。 北陸地方の冬の荒波の厳しい環境で育ったズワイガニのオスは越前ガニと呼ばれ、皇室にも献上される程の一級品として有名です。 身は甘みがあり引き締まっていて濃厚な旨みがあり、新鮮なら刺しみや焼きガニ、さらに鍋やしゃぶしゃぶなど様々な食べ方で堪能できます。 福井県などの漁港近くには多くの民宿が立ち並んでおり、観光客に美味しいカニ料理を提供してくれますが、自宅に居ながらでも通販によって冬の味覚を楽しむ事は出来ます。 インターネットで調べると、いくつもの産地直送を謳ったカニの販売店を見かけますが、ある程度の予備知識がないと失敗をするかもしれません。 気を付けたいのは、カニは痛みやすく鮮度が大切だと言う事です。 時間が経つと黒っぽくなるので海外からの輸入物は冷凍してあるので、冷凍は殆どが外国産であり味が落ちます。 本物の越前ガニなら氷詰めで鮮度を保ち、船からの直送などで美味しさを損なわない方法で購入が出来ます。 カニ鍋なら生のカニが断然美味しくなるのでおすすめです。値段も2万円から3万円と高価ですが、美味しさは保証付きと言えるでしょう。 しかし越前ガニでも水ガニは身入りが少なく水っぽいカニで、お徳用など安く買える場合があります。
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